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火事から身を守るための火災報知器の種類
火災報知器には実に様々な種類がありますが、まず火災の感知方式で分けると、煙式と熱式の2種類に分けられます。
煙は火災の早い段階で発生するので、煙式の火災報知器であれば火災が起きてすぐに警報を発することができます。
一般住宅の場合は、寝室や居間、階段、廊下などには、通常煙式を設置します。
煙式はさらに光電式とイオン化式に細分化できます。
光電式は光の乱反射を利用して、イオン化式はアメリシウム241と言う物質が放つ放射線の電離作用を利用して煙を感知しますが、イオン化式は高感度ながら処分に注意が必要なことなどから、日本では光電式が主流となっています。
形状で見ると、煙を取り込むための隙間があるのが特徴です。
一方の熱式の火災報知器は、火災がある程度大きくならないと作動しないという欠点がありますが、台所など日常的に煙や水蒸気が発生する場所では、煙式では誤作動を起こす可能性があるので、熱式を設置するのが一般的です。
熱式には定温式と差動式の2種類があります。
定温式は一定の温度以上になった時、差動式は温度の上昇率が一定以上になった時に作動します。
煙式のような隙間が見当たらなかったり、中央に小さな棒状の温度計がついていれば熱式の火災報知器です。
その他にも、炎から放射される紫外線や赤外線を検知することで作動するタイプや、不完全燃焼も検知できる一酸化炭素検知式の火災報知器もあります。
それぞれの種類に長所と欠点があるので、複数の方式を組み合わせた複合型の火災報知器も開発されています。